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HARUKO’sテーブル

メゾンエオブジェ行ってきました!


メゾンエオブジェ2017。インテリアコーディネーターのブログ

HARU: YOKO, メゾンエオブジェやアンティーク&デコラティブフェアの視察お疲れ様でした!メゾンエオブジェはどうだった?

YOKO: とても面白かったですね。メゾンエオブジェは世界最大級の言葉通り「メゾン(家)に関するオブジェ(もの)の展示会」でヨーロッパを中心に世界中から約3000社が、パリ北部郊外の、東京ビッグサイト2〜3倍のサイズの展示会場に集結しているわけです。

HARU: 広そうだね!

YOKO: 家具、雑貨、ファブリック、キッズ、フランスらしくフレグランスなどなど多岐にわたって出展者のレベルが高く、展示品だけでなくディスプレイのレベルもとても高いので、見所満載ですね。見ているときはいいのですが、どこかでふと一息つくと…そこから動けません。笑

HARU: その中で面白かったのはどんなところ? YOKO: 面白かったところはもちろんいろいろあります…。トレンドというわけではないのかもしれませんが、私が感じたのは今回のテーマ「SILENCE」の表現ですね。

HARU: どんな感じだったの?今回は核となる「SILENCE」について少しお話ししましょうか。 

YOKO: コンセプトブースがありました。それはいくつかの部屋にわかれていて、順に進む事で、流れとして体験できるようになっています。最初の部屋はまるでテレビ局の報道ステーションさながらのモニターに囲まれた、色と光と音と…ネオン、喧噪、カオスという感じなのです。 HARU: まるで夜の歌舞伎町みたいな感じ? YOKO: そうですね。その横に小さなトンネルがあって、そこはうっすらと柔らかい素材が使われていて、進んで行くとまるで浄化されていくように感じるのです。そしてその先には「SILENCE」という文字が。 (人が多い中で誰もいない瞬間を狙って撮ったのですが、暗かったので文字がぶれています…。ごめんなさい。)

メゾンエオブジェ2017 パリ。インテリアコーディネーターのブログ。

パリの国際インテリア見本市。メゾンエオブジェ2017。インテリアコーディネーターのブログ

その次は、それを体感できるエリアで、上の写真のようにここに座ると少し外の音が遮断され落ち着けたり、自然の音が聞こえる装置があったりしました。静かに自然と自分と向き合うような、喧噪の中では気付けなかった何かに気付けるような、そんな場所なのです。

HARU: なるほど…。このブースの表現は面白いね。

YOKO: そこにはこうありました。

パリのメゾンエオブジェ。インテリアの国際見本市。インテリアコーディネーターのブログ。

「Silence is not the absence of something but the presence of everything.」

沈黙は何かの不在ではなく、全ての存在である。

その通りだと思いましたね。特にこの人工的な忙しい現代社会では、モノに溢れ、いつも何かに追われ…それによる弊害もいろいろ指摘されて久しいですが、だからこそ、自然に、原点に還ることで自分を取り戻す、それが心の豊かさにつながるというような、そんなコンセプトだと思いました。 HARU: 奥が深そう。英語のニュアンスを汲み取るのは私には難しいけど、感覚的に・・・・静けさは満たされた心の中にあるような・・・そんなことを感じます。

YOKO: そして、その後には実際のオブジェが展示されていたのですが、そのオーガニックな形、自然な色合い、素材感や質感からこういうものが実際のデザインにつながっていくのかと思いました。

インテリアコーディネーターのブログ。2017 メゾンエオブジェ パリ

HARU: 上の写真には東洋的な趣が感じられるところもあるね。一般のブースでも「SILENCE」は感じられた? YOKO: そうですね。その流れを組んでいるのかもしれませんが、形としてはゆるやかな曲線のソファや、素材感のあるものが目につきましたね。

PARIS メゾンエオブジェ 2017。インテリアコーディネーターのブログ

例えばこの写真。ソファの曲線を生かした形もそうですが、張地がキルティング生地なのです。まるで包み込まれるような柔らかさがありますよね。

メゾンエオブジェ行ってきました。インテリアコーディネーターのブログ。

HARU: 私は上の写真に静寂さのようなものを少し感じるかな。ベルベットって順目に光が当たると輝いて、逆目だと光を吸い込んでしまうような静けさがある気がします。まるで月の光を映す面と影の面のような感じ。

パリのインテリアの見本市。メゾンエオブジェに行ってきました。コーディネーターのブログ。

これもベルベット?やっぱり柔らかな光の空気感と、闇の中でも生きている自然・・・と言ったメッセージを感じます。昨年のミラノサローネではブルーのベルベットのソファーなんかも多かった気がします。

インテリアコーディネーターがメゾンエオブジェを視察したブログ。

YOKO: ちなみに上の写真のクッションはこのソファの上に置かれていましたが、このソファも流れる雲のような形で、優雅なおおらかさを感じます。 HARU: なるほど〜。実際、自分がフェアに行くと、もう忙しくて疲れて、写真撮るのが精一杯だけど、こうやってYOKOの目線で伝えてもらい、じっくり写真を見るとむしろ色々なことが見えてくることもあるんだね。もう一つのアンティークフェアも、面白そう!

YOKO: はい、イギリスのアンティークフェアは、また全然違うんですよ。まだまだメゾンエオブジェも、アンティークフェアのことも沢山お伝えしたいことがあります!

ぜひ、この続きは2月22日のHARUKO’sセミナーにてお聞きください。お待ちしております!

(詳細はNEWSのページよりご覧ください)

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