「暮らしの中の骨董マーケット、使って楽しむ和洋骨董」という催事が2月22日まで西武池袋本店7階で開催されています。連動したイベントとして、骨董をテーブルコーディネートや日常の暮らしに加えてみませんか? というセミナーがあり講師を務めました。その開催までの模様をお伝えします!
2月12日
HARU
YOKOお帰りなさい!早速だけど、骨董を使ったテーブルコーディネートをお手伝いして欲しいの。私も、骨董が好きで金継ぎが趣味ではあるけどやっぱり骨董の文化が深いイギリスにいるYOKOの感覚をぜひ教えて!
YOKO
アンティークを使ったテーブルコーディネート…と意識しているわけではないのですが、アンティークが日常生活の中に多く取り入れられているので、お茶に伺ったらそこにあったのが1900年代始めのカップ&ソーサーということはたまにありますね。楽しみですね〜!
HARU
実は、結構ドキドキなの。17日のセミナーの前に「くらしのデザインサロン」というインテリアのコーディネートやリフォームのご相談を承るブースのダイニングテーブルにデモとして設えないとならないの!色々な骨董のお店が商品を催事場に並べるのは15日の午後から・・・。何があるか今はさっぱりわからないの。即興で3時間くらいで組み立てないとならないのぉ。ちょっとプレッシャー!
YOKO
大丈夫ですよ!骨董との出会いは一期一会ですから、ピっと感じたものを中心につなげていけば良いんだと思います。
HARU
骨董の食器だけでお食事する人はそういないと思うから、今お持ちの新しい食器とどう組み合わせて日常に取り入れるか?そんなところをお見せできたらいいな・・・と。テーマとしては和と洋、新と古の2軸で交わるコーディネート。漠然だけど。
YOKO
そうですね。
2月15日
HARU
早速、準備中の催事場を見ましょう! あ、岩崎先生!この催事の監修をしてくださってるの。ご紹介しますね!
(写真もレトロにして見ました。先生の許可を得て掲載しております)
YOKO
岩崎先生にお会いするまでちょっと緊張でしたが、とても気さくでお優しい方ですね。
HARU
そうなの、お話もとっても面白かったでしょ?
さてさて、どの器を核にするか迷うね。とりあえず「好き!」なのはこの黒いお皿。これを4枚借りようか?
YOKO
4枚はつまらないですよ!骨董なんだから色々交えたほうが面白いとおもいます。揃ってなくて当たり前・・・という感じで。
HARU
なるほどー。そしたらさっき見かけた漆なんかを組み合わせようかな?黒つながりで。
イタリアのブランド、ジェルバゾーニのテーブルなんだけどこの蒔絵は合うかな?やりすぎ?
YOKO
いいんじゃないですか?そのくらい思い切ったほうが!
HARU
うん。あとはシルバーの焼き付けられたワインのデキャンタ(アメリカの1900年~1930年頃のもの)がお借りできそうだから、これらに合う今のもの、現在売られている食器をデパートの売り場で探しましょう。フィギュア(飾り物)として目をつけてあったのはシルバーのボンボニエール。上に折り紙で折ったようなネズミの細工が載っているの。これは宮本商工さんのもの。宮内庁御用達の歴史ある銀製品のお店。金平糖を入れておくもの。可愛いでしょ?デキャンタの隣に置きたいな。
YOKO
混ざってきましたね〜。わくわくします。
HARU
逆にお箸と箸置きはクリストフル(フランスの歴史あるシルバー製品のブランド)。海外ブランドがデザインするとお箸はこうなるのね。和のものなのに洋の趣。
YOKO
この江戸切子も綺麗ですね。色々な色があって。
あ、ごめんなさい。もうそろそろ行かなきゃ!別の予定がありまして・・・。
HARU
そうだったよね・・・(急に心細くなる)
じゃ、ここからは頑張るね。
・・・サロンに戻り漆のお皿などを他のコーディネーターさん達に見てもらうと・・・
「わー素敵!いいじゃない!」(ホッとする)
HARU
みなさん、この漆に合うプレートを一緒に見てもらっていいですか?あえてモダンなデザインはどうでしょう?
他のコーディネーターさん達:いいと思う!このウェッジウッドは? 江戸切子もいいと思う!そしたら、テーブルランナーはこんなのはどう?
HARU
ご協力ありがとうございます!カラーは黒X金銀でまとまりますね。差し色はピンク。日比谷花壇さんの胡蝶蘭と梅のテラリウムもシノワな感じでいいですね。明日、黒い麻のテーブルクロスやナプキンを用意します!
2月17日 セミナー当日
HARU ほぼ満席な感じの8名様。パワポで基本的なテーブルコーディネートをおさらいして、少し実践的に皆さんの前で骨董の食器やリネンなどを組み合わせて例をいくつかお見せしました。そのあとサロンの例のテーブル(写真上)をご説明!
約1時間近くかかっちゃいました。どうだった?
YOKO
テーブルコーディネートの基礎から教えてもらえて、その後実例の説明があったので、とてもわかりやすかったです!
2月18日
HARU
セミナー終わった時に、このテーブルランナーくださいって購入してくれた方もいます。さらに漆のお皿なんかも売れてしまったので急遽また別なお皿に差し替え!ガラリとイメージを変えて色絵皿に挑戦。シリーズだけど4枚とも柄が違うの。色合いがやっぱり今のものとは違うよね。なんとも言えない安らぎを与えてくれるんだよね、古いものって・・・。
(この展示も2月22日までご覧いただけます。食器など売れてしまったりして一部変更になる場合がございます)
YOKO
雰囲気がだいぶ変わって、テーブルが春らしくなりましたね!HARUKO’sテーブルらしい?
HARU
このお皿もオールドノリタケ。輸出用に作られたものだそう。不思議だよね。日本からヨーロッパに旅立って長い年月を経てまた日本に。YOKOみたい?笑 色々ありがとう!
YOKO
こちらこそ、楽しくて勉強になりました。ありがとうございます。
私も味わいを持つビンテージになって、いつか戻って来れるように頑張ります!笑
HARU・YOKO
では次の2月22日のインテリアセミナーもお楽しみに!