今、銀座KHギャラリーで「コシノヒロコ 中原淳一へのオマージュ」特別展示が開催されています。故中原淳一氏の原画と、コシノヒロコ氏（写真左）のアート作品が、一つの空間の中で、向かい合うように展示されています。 （写真右は、（株）HIMAWARIYAの中原利加子氏）
レセプションパーティーへのご招待状には、左側に淳一氏の赤い帽子を被った女性の作品が。そして右側にはコシノヒロコ氏が描いた横顔の女性が。
中原氏の作品はお若い方でもリバイバルブームによって、一度は、目にしたことがあると思います。私の友人は、昔から大ファンで、広尾ガーデンヒルズ入り口にある「中原淳一ショップ ソレイユ」に、足繁く通い、ノートやエプロンなど様々なものを持っています。これは、お誘いしなくっちゃ！と思い、声をかけると大喜び。
原画がソレイユ以外で、見れる機会は、本当に少なくて貴重なことだそうです。残念ながら、この日は原画は撮影禁止だったので、お見せできないのですが・・・。
そしてコシノヒロコ氏が、トークショーで語ってくれました。概略でお伝えすると、「ずっと幼い頃から絵を描くのが大好きで、絵ばかり描いていた。母親の仕事が嫌いで、ボタンをつけるとか、縫うとか・・・一切嫌いでした。（なんだか朝ドラを思い出しますね）。でも母親に絵では食べていけないと反対されたとき、中原さんのデザイン画を見て、ファッションの世界でも絵を描いていられるんだ！と、思ったんです。」
「子供の頃、私たち３姉妹に母親が、中原さんの描いた「黄色のひまわりが両肩についたワンピース」をお揃いで作ってくれました。それがあまりに印象的で、それ以来、ひまわりの子 と、呼ばれていました！」
と、彼女の人生に影響を与えたエピソードを教えてくれました。
私は、中原氏が、ファッションの分野や、インテリアの分野でも素晴らしい功績を残されていることを、知りませんでした。
HIMAWARIYAのホームページから、インテリアにまつわる一文をご紹介すると、『中原淳一は雑誌の中で、「お金をかけなくても、愉しく、美しく暮らす工夫」の数々を教えてくれています。『残り布で作ったカーテン』（略）『あなたの手料理には花を添えて』など・・・』http://www.junichi-nakahara.com/gallery/kuras）
「私は今、本当に自由に、思うがままに絵を描けて、とっても幸せ。絵が売れるとか売れないは気にならないの。画家コシノヒロコのパトロンがファッションデザイナーのコシノヒロコって感じ！笑。でも、今も現役でファッションデザイナーとしてやってられるのは、絵のおかげ。絵を描くことから色々なインスピレーションが湧いてくるから・・・」と語ってくれました。
ご招待状には「戦前から戦後にかけて、品格のある女性の美しさを描き続けた中原淳一。女性の豊かな生き方を追求した先駆者に、コシノヒロコがオマージュを捧げます。時代の先を見つめた女性たちのまなざしをご高覧ください。」とありました。
コシノヒロコ氏は８１歳。今も彼女自身が、この先の時代を見つめていると感じました。
11月には、ニューヨークで、初の個展が開催されるそうです。新たなデビューです！
ギャラリーを出た私と友人は、ビルのテラス席で、秋の風を感じつつ、モヒートで乾杯。
好きなことを続けるって、どんなサプリメントより強力にパワーをチャージするものだなぁということを目の当たりにした夜でした。
皆さんにとってのパワーの源はなんですか？
☆コシノヒロコさんの、アートを飾って見たいという方はいらっしゃいませんか？同じ人が書いたとは思えないほど、作風が多彩です。インテリアにマッチする作品をお見立てしますので、お声がけくださいね！
☆アラフィー世代は、暮らし方に変化が出るお年頃。これからの時間を、どう暮らしたいですか？趣味に没頭できる時間や、好きなものに囲まれた空間を、リフォームの軸に考えるのは、とてもオススメです。ぜひ、ご相談くださいね。
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ツジ チハル
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