バイオリンのチャリティーコンサートの会場は、上野の東京文化会館でした。1961年に建築家 前川國男氏の設計で建てられ、「奇跡の音響」との定評もあります。入り口で、この建築を、手書きのイラストで紹介した、素敵なリーフレットが配られました。おかげで、この素晴らしい建築物を3倍楽しむことができました!皆さんにもご紹介しますね。
お子さんにも読めるように、全てふり仮名まで書いてありました。さらには海外の方向けに英語でも。なんか、いい感じですよね〜?
こういうの好きです。綺麗に作られていると、むしろ細かいところまで読む気になれなかったりしますが、これだと全部読みたくなるのはどうしてでしょうね?
上の写真みたいに、建物の俯瞰した図の解説なんか、へぇ〜こうなってるんダァと、とても嬉しいです。「エントランスロビーの天井には星を思わせるランダムな照明」と紹介されていました。
本当ダァ!ガラス面への写り込みも合わせて星空が続いているようです。言われなければ気がつかなかったかもしれません。そして、ホール一面のサーモンピンクも味わいながら、大ホールの中に入りました。事前に、大ホールを写真で見たときに、座席シートの色がところどころ違う色になっていて、「なんで?」と思っていました・・・。皆さんは「どうして?」だと思います?
理由もリーフレットに、ちゃんと書いてありました。「青、緑、黄色のシートが点在する客席は、お花畑のイメージだから〜!」うわぁ、チコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ💢」って怒られそうです、笑! お花畑とはねぇ・・・柔らかい発想ですね。(写真下参照)
そして何と言っても、このホールのアイコンは側面の壁の雲形のパーツ!(写真1枚目、写真下)
機能をもたらすものでありながら有機的で芸術的。それもそのはず、彫刻家、向井良作の作とあります。見てて飽きないんですよね。
私の席は2階3列目右寄りでしたので、全体が写真上のように見えました。もう少し視野は広く見えるのですが・・・。右からは、さらに突き出した席が見えてます。
小ホールには入れませんでしたが、リーフレットによると、そこにも別な彫刻家のパーツがあるようです。興味湧きますね。
こんな、素敵なイラストを書いてくださったのはどなただろうと思い、裏表紙(写真下)を見るとItaru Mizoguchiとありました。ちょっと調べて見ると、他にも同じ上野の東京都美術館や、白金の庭園美術館、江戸東京博物館などの図解も書いてらっしゃいました。絵本も出しているようです。
そうか、この道のプロですものね。私、室内もCGより手書きパースの方が好きなんですよね。何かが伝わるんですよ・・・何かはわからないんだけど・・・すっと入ってくるんですよねぇ。
手間暇かけた、アナログがむしろ新鮮に感じられる時代になってきたのかもしれないですね!
見る側に、ちょっと想像の余地があるところがいいのかもしれないです。
隣には前川國男氏の師匠コルビュジェが設計した国立西洋美術館があります。私が行ったのは月曜日で休館だったのですが、「国立西洋美術館開館60周年記念ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」が始まっています。ぜひ展覧会と追わせて、2つの建物をご覧になって見てはいかがですか?
☆マンションや住宅内にホームシアターやリビングシアターを作る方も増えているようです。防音など、難しいことが色々ありますが、好きな音楽や映画を自宅で楽しめたらいいですよね。そんなご相談も承りますので、お声がけくださいませ。
☆マギーズハウス東京のチャリティーコンサートについては、前回のブログをご覧くださいませ。
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ツジ チハル
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