6月30日まで、青山のスパイラルで石本藤雄が開催されています。マリメッコのテキスタイルデザイナーの方の展覧会です。その石本さんが、陶芸作品をこんなに作られていたとは知りませんでした。
柔らかな生地から、陶器へと変わっても、そこに咲く花々は、大胆に、伸びやかに咲いていました。
最初に、わぁ懐かしいなぁと思ったのは、上の生地です。白地に、爽やかなグリーンと、黄色やピンクの花々が咲いています。この生地、私がコーディネーターになりたての頃、子供部屋にとお施主様が選ばれた生地です。20年も昔の話・・・。確かキロニーの見本帳に入っていたと思います。本当に爽やかで印象的な子供部屋になったことを今でも鮮やかに覚えています。何か、心に残るデザインには、訳があるのですね。まだ、世の中がマリメッコを知らない頃だったように思います。
スパイラルのカフェにも、石本氏のデザインした生地がテーブルにかけられていました。いつもより、楽しげに見えます。他にも、石本氏らしさが溢れるテキスタイルがカラフルに並んでいます。
でも、今回、皆さんが驚いたのは、陶器の作品です。花をモチーフに作られた陶版が、立体的な重みと硬さを伴うアートとして展示されていました。
特に、青山の会では、冬瓜をイメージした陶が、ゴザの上に配された展示が目を引きました。
会場の螺旋のスロープや、モノトーンのテキスタイルに描かれたモチーフと相まって、まるで、薄暮の海辺にいるような感じが漂っていました。
石本氏が、展示会場の中のビデオで語っていました。彼の作品は、琳派の影響が大きく作用していると。「へぇ〜、意外・・・」と感じました。フィンランドのマリメッコのデザインに、琳派が影響しているなんて、すごいですよね。そこには、海外から見るからこそ気づけた、日本の美の尊さがあるようにも思います。大きなお皿には、瓢箪という日本の伝統的なモチーフが北欧的は配色で描かれていました。
会場の入り口には、石本氏が実際に使っているシルクスクリーンの版を刷る道具や機械も展示されていました。実演も、時間により、見れるようです。
展覧会は6月30日まで。私は、Plus Art推進会のメンバーの染矢さん、井出さんと、ご一緒させていただきました。
ここから、私たちは、トミタの壁紙の新商品発表会へ。そして、銀座のコシノヒロコギャラリーへとハシゴしました。アートに触れる時間を共有できて、楽しかったです。
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ツジ チハル
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