実は、私は、若い頃からの着物好き。何しろ初ボーナスで、着物一式買ってしまうようなタイプです。そして、インテリアデザイナーという職業がら、美しいファブリックに触れる機会が多いこともあり、「あー、この生地で帯作ったら素敵だろうなぁ。これで、羽織を作ったらいいだろうなぁ」なんて事をいつも思っていました。そして、ついに、作っちゃいました!
着物には、色々な決まりごとがあって、こういう場面では訪問着、こういう場所には小紋とか紬・・・そして、帯も着物の格式によって合わせるものがだいたい決まっています。
近頃は、結婚式に招かれることも減りましたので、もっぱらパーティーや、祝賀会などに「もったいないから、着物を引っ張り出して着ていこう。」て事が多いかな。
実は、同じオフィスに着物雑誌の編集に携わっている方がいて、時々ランチなどさせていただいているので「カーテン生地で帯作りたいと思ってるんです。」と、何気に話したところ、「一緒にショールームにいってみたい!」という事になり・・・
Anmonimo Designのショールームを訪ねる事にしました。ここのオーナーの黒澤哲さんが、カーテン生地で仕立てた羽織と袴を、海外のレセプションでお召しになっているのをフェイスブックでお見かけして、そのお話も色々聴きたくてお伺いさせていただきました。
(写真上:ショールームで迷っていろんな生地を候補に挙げているところ)
すごく迷いましたが、やっぱり私はベルベットがいいなぁって思いました。
見る角度によって柄の出方や色味が変わるし、何より光沢感がドレスアップの気分を高めてくれるように感じました。もう一つ、凹凸がすごく出ている上の写真の生地も最終候補だったのですが、ちょっとやりすぎ感が出るのかな?と思い・・・意外とモダンな感じが出たかもしれないですね!
最終的には、イタリアのコモのブランド「Brochier」ブロシェの生地に!
ちなみに、一緒に行った友人は下写真の生地をチョイス。シャネルスーツのような生地とカラフルなストライプ模様・・・さすが着物上級者は違いますね。
はるばるコモ湖あたりから届いた生地を、実家の近所の仕立ててくださる方のところへ持って行きました。「えー、これは難しいなぁ・・・」と、困惑されましたが(^-^;
仕立て上がったら、実家で母、私、妹の色無地など引っ張り出して「どれがいいと思う?じゃ帯揚げは?」なんて女子トークを繰り広げ、母の色無地を借りて、同系色でまとめてみる事にしました。
結局ね、インテリアのコーディネートも着物のコーディネートもおんなじ!
どのくらいフォーマルにしたいのか、カジュアルにしたいのか、大胆にしたいのか、シックにしたいのか?着物と帯と帯しめの組み合わせで、狙っている感じへ。そんな事が楽しいんですよね〜。
お披露目は12月2日のモダンリビング のスタイリングデザイン賞の発表パーティーで。
(詳しくは前回のブログにて)
ここには、インテリア関係者の方々が、大勢集います。コーディネーター仲間や、友人やお施主様にも「これ、カーテン生地で作ったんです!」てお話ししました。
お世辞だと承知の上ですが「素敵!」って言ってもらえて嬉しかったです。笑。
きっかけは一昨年前のこのパーティーに、やはりコーディネーターの寺田由実さんが、カーテン生地のお着物と帯をお召しになって参加されたことかもしれないです。
とっても素敵だったので、いいなぁって憧れてました。(写真下左からお二人目が寺田さん)
着物は、今、世界のテキスタイルブランドが注目しているほどの素晴らしい日本文化です。
お着物ばなれした日本女性に、もっとお着物を楽しんでほしい気がします。
また、一般の方には私の帯から「こんな素敵なカーテン地があるの?」と知ってほしいという気持ちもあります。ちょっとでも、そんな事でお役に立てたなら本望なのですが・・・。
その後も、仕事でカーテンのショールームに行ったのですが、
「あーこれも帯にしたーい!」って気持ちがむくむく湧いてきてしまって・・・
道楽もほどほどにしないとね!笑
ベルベットで帯やコートを作りたいという方、いらっしゃいませんか?
お見立ていたしますよ!
「インテリア&着物コーディネーター」と肩書き変えようかな?・・・なんてね!笑
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HARU Interior Directions,Inc.
ツジ チハル
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