リビングと、寝室のイメージを一新したい!というご要望をいただきました。建築家の方と、今は亡きお父様とで作り上げた素晴らしいお家ですが、お嬢様の理想とは全く違うようでした。ソファーやダイニングセットなども、しっかりした物を、お持ちでしたので、壁紙とカーテン、そして照明器具で、ガラリとイメージチェンジすることになりました!
しかし、どうして設計士は縦型ブラインドがお好きなのでしょうか?真っ白な壁に、ダークブラウンの縦型ブラインド(写真上は、イメージ写真)、黒い造作家具で、全てのお部屋が統一されていました。もちろん、それもクールでかっこいいと思います。ただ、お住まいになる方のお好みや、生活スタイルに合ってない場合も・・・。今回は、ワンちゃん2匹が、お留守番するので、縦型ブラインドは何かとご不便もあったようです。
ご要望をお伺いすると、お仕事がお忙しいので、家に帰ったら癒されたい!というお気持ちが一番強いように感じました。そこで、女性らしい壁紙を、リビングと寝室に1点ずつ選びました。それを軸にカーテン、レース、そしてクッションやベッドスプレッドを選んでいきます。その生地の色柄やテクスチャーの「癒し」の効果を倍増させるには、やはり照明が不可欠です。そこで、大きな工事は伴わないスタンド照明も剪定し、トータルでご提案させていただきました。上の写真が、ご提案させていただいたリビングのプレゼンボードです。
モノトーンの壁紙に、優しさと大胆さをプラスするように、黒いシェードのスタンドを合わせました。壁紙は、オランダのROMOのものです。昨年、ROMOの工場を見学させてもらいましたが、音も匂いもなく整然とした広い工場の中を、するすると壁紙が流れ、出来上がっていました。(詳しくは昨年のブログにて。壁紙のタグで検索ください)
そして、圧巻なのは幅の広い窓につけたカーテンのひだの美しさ!ドレープ(厚手)は、無地感覚の織り柄。上品な光沢があります。レースは、ふんわりとした生地に柄が入っている物を贅沢に2.5倍ひだで。
夜の照明で、そのひだの陰影がより際立ちます。また、薄暮の時間に柄がブルーの上に浮かび上がるのも素敵でした。
「壁紙と、カーテンの一体感がいい感じです。もう、壁紙を見てうっとりしています。壁紙と、カーテンだけで、こんなにも変わるんですね!」というコメントをいただきました!嬉しい限りです。
そして、リビングで重要なのは、クッション。白い革ソファーの上に添えるので、ベースは白い柔らかな感触の生地に、2色づかいのフリンジをつけてオーダーしました。こういう小物が、インテリアを左右します。
そして、寝室。大きな黒い造作家具のインパクトが前面に出ているお部屋でした。それを取り除くのは忍びないということでしたので、その家具がしっくりと馴染むような壁紙、そしてその家具よりもメインとなりうる壁紙を提案しました。下がそのご提案したボードです。
リビングも、寝室も「これでお願いします!」と、ご提案のまま変更なく受け入れてくださいました。そういうの、本当に嬉しいのですが、プレッシャーでもあります!
実は、アクセントクロスを貼り壁は、リビングも寝室も設計の意匠で、斜めになっているのです。
なので、真っ白いその壁にはアートをかけることもできなかったのです。
絵を掛けるような感覚で、ハーレクインの壁紙をはりました。お客様が、その壁の前に「白いチェアーを、置いたら映えそう!」と、他のお部屋から、チェアを運んできてくれました。ほんと、素敵なコーナーができました。隣の造作家具ともマッチしました。(写真下)
そして、その横のコーナー出窓のカーテン。以前はブラインドだけでした。
お客様は、カーテンは窓下20センチでいいですと、おっしゃいました。でも、それでは、このカーテンの美しさは半減してしまう・・・と思い、「一旦床まで作らせてください!それで不都合なら、お直しさせていただきます。」とお願いしました。
やはり、そのカーテンの良さを味わって欲しかったのです。カーテン取り付けから2週間後に、お伺いした際に、長さはどうしましょう?とお伺いすると、「このままでいいです!」とのお返事をいただき、ホッとしました。プロとして、自信を持ってお勧めすべきものは、ちゃんと伝えなければと改めて思いました。
グレーベースの壁紙に、抜け感を出すためにベッドスプレッドは、白い生地で。壁紙と共柄の生地も白ベースを選んでクッションに。ほんのりピンクのクッションを添えてみました。
ベッドのサイドには、エレガントなシルエットのブラケットを。こちらは今人気のデザイナー、ハイメアジョンによるもの。大人の感じが漂う寝室に。
この壁紙やカーテンの工事の際に、棚にあった小物類や、書棚の本の整理などをしてくださいました。全てが完了したところで、小物のセッティングに伺いました。
もう、お部屋に入った瞬間に、劇的な違いを感じ取ることができました。
正直、輸入の壁紙は少しお高いと思われると思います。レースも2、5倍じゃなくてもいいのでは?
と思われるかもしれません。でも、その良さは、使ってみると「本当に良かった」と思ってもらえるものなのです。毎日、何年も見て触れて暮らすのです。美しい壁紙に張り替えて、毎日がハッピーになれば、決してお高いものではないはず・・・。15年で割って365で割ってみたなら・・・?
ね、お洋服より全然お安いと思いませんか?
「自分で自分をもっとハッピーにしたい!」という方、ご相談くださいませ!
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ツジ チハル
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